始めは、先生と同じ秘密を共有したいって
単なる暇つぶしの出来心…だった
それが予想に反して楽しくて
触れたい
キスしたい
独占したい
無欲だった私にそんなことを思わせる先生は凄いと思う。
でもね先生
私は先生の彼女になりたいわけじゃないんだ。
彼女なんて何の意味もない肩書きなんだって、紀之を見てればよくわかる。
甘い恋なんか私には似合わないし、そんなの信じる方が無理。
でも、胸を占領するこの感情に、心がついていかない。
なんて言ったら一番しっくりくるんだろう。
この気持ち…
…ただ
…先生が欲しい。
それが先生の特別にならなきゃ叶わないことなら
なるよ、先生の特別に
