from誠

家までも道を走り出した。
空色タオルが風になびく。

ほてった頬に夜風が気持ちいい。

ニカッと笑いかけてくれた国光の笑顔が
なんとなく心の中にあって・・・

結局、あたしは助けられてしまって。


ありがとう、と

心の中でつぶやいてしまった。