「ちょ、やめ…んっ」

抗議する間もなく塞がれる口。


ちょっとちょっと。

私この2日間で何回キスされてんのよ!!

なにか言いたいけど、くぐもった声しかでない。



「んーんーッ!!」

「うるせ……おとなしく鳴いといてよ」



唇を離して、耳に舌を這わせる。

ビクッと体が跳ねた。

「ん…ッあ…」



「……可愛いじゃん」



耳元で響く声に、顔が熱くなる。

そんな自分が恥ずかしくて涙があふれた。