痛みに顔を歪ませて振り返ると、そこにはキレイな女の子がいた。


「城山愛さん!?」

「…はぁ…まあ、はい」

「ほんとっ?!」

なんか無駄にテンション高い。


背が高くて、美人。

髪の毛は茶色のストレート。

いかにもな『お嬢様』じゃない。



「私、二階堂皐月っ!!よろしくー」



手をとって上下に振る。

「…はぁ…」

なんだ、この子。