そうやって意気込んだはいいが、休み時間も昼休みも会えなくて。 すっかり放課後になってしまった。 いつものように教室で爽の迎えを待つ。 ………ふたりで歩くの気まずいな。 朝も一言もしゃべんなかったし。 車にしちゃおうか。 運転手という第三者の介入によって沈黙も許されるかも。 でも車は私のプライドが……… 「愛ちゃん?」 「ん?………のわァッ!!!」 み、み、みみ 「美羽さん!?」