「「「………は?」」」
突然すぎる間抜けな電子音に、私達は声をそろえてしまった。
――ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン
なになになに。
つか鳴らしすぎて逆に怖いです。
鳴り続けるインターフォンに少し震える体。
それに気づいたように、爽が私の背中を撫でる。
「……俺、出てくる。愛よろしく」
私を櫂に預けて、部屋を出て行った。
「……………なんや?」
「……………わかんない」
「……………あ」
「……………ん?」
「てか、爽、そのカッコで出たらアカンって!!」
結構、常識人。
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