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三日後・・・・


「はぁ~・・・」


『はい、これ受け取って♪』


『ありがとう♪』


『私のも受け取ってー♪』


『うちのもー♪』


『皆、ありがとう♪』


そんな会話が、朝から
ずーーーーーーーーーーーーっと、
聞こえている・・・。


もちろん、
それを笑顔で受け取っているのは・・・
この学校の王子様、
夏架であって・・・


しかも、なぜあたしの目の前で
こんなところを見せる。
奴の思考回路が全くわからん・・・。


『南ー流♪
はい、友チョコ♪』


「あ、魅咲。
ありがとう♪はい、
あたしからも♪」


『やったー♪
南流の作ったチョコおいしいんだよねー♪
あ、夏架クンにはあげないの?』


「あげないつもりだったんだけど・・・」


あたしは、バックの中に
ちょこんと置いてあるピンクの包みを見た。