そう言ったら、
魅咲は綺麗に笑って、


『どーいたしまして♪
南流、あたしはあんたの味方だからね♪
それに、絶対夏架クン渡しちゃだめだからね♪』


魅咲・・・
あたし、魅咲と友達でよかったよ・・・。


そう思ってたら・・・


『あんな性格ブスに渡すんだったら、
あたしにちょうだいよね!!♪』


・・・・前回撤回しようかしら?


『あ、んで南流はもちろん
チョコあげるんだよね?』


「え?
別にあげないよ?」


そう言ったら、魅咲は大きい目を
更に大きくして・・・


『なんで!!!!!?』


と、叫んだ。
あの~魅咲さん、一応ここ教室ですよ?


「まぁ、落ち着いて。
だって、【夕実】ちゃんがあげるんだから、
あたしのチョコなんていらないでしょ?」


と、言ってあたしは教室からでていった。


この会話をアイツが聞いてるとも知らずに・・・。