椋介のメールから2週間たって、ドラマが始まった。




「『月の祈り』良くない?あの叶わない恋みたいなさぁ…」


「だよね~☆これからどうなるのかなッ?」


「っていうか、金山知絵ちゃんヤバ可愛くない?」


「だよねッ☆椋介クンもカッコいいし♪」


「お似合いだよね♪☆」






――――ドクン…





耳を塞ぎたくなる。











ドラマ3回目の日…











~♪~~♪~






…椋介からだ。




『よぉ!今、ドラマの収録中だぜッ♪しかも、桜岡公園なんだ☆お前の家、近くなかった??良かったら来て見ろよ!』




―――マヂッ!!?







私は家を飛び出した。