「……梳菜はどこだ!? じきに死ぬとは、どういうことだ!?」 次第に、萬天の顔には焦りも浮かんできた。 邪鏡の言葉が本当なら、こうしている間にも刻一刻と梳菜の命が削られていることになる。 もし、そんなことになったら……。 【萬天様…、儂は隠しは致さぬ。】 「……!?」