「違うしっ…!!」

里耶は真っ赤になって言った。

女の集団の中にいた、金髪の子が睨んできた。

…目悪いだけかな?

「里耶ちゃーん!」

海斗が走ってきた。

「おー!」

「来るんならメールしてやー。」

「ごめんごめん。」

「あいつら全然こわないから安心してな。」

尚が言った。

尚説得力ないけど(笑)

絶対あの金髪の子、尚好きやわぁ…。

ライバルやな…。

「尚〜!」

金髪の子が猫みたいな声で言った。

「なんやねん?」

「尚ん家行きたいっ!」

「無理無理。」

「いっつも行かしてくれるやん!」

「はぁ?いつ行かしてん?!」

こいつ…里耶が好きって気付いた。

見せつけやんけ!

「だって暑いやーん!」

「真緒の家行けや。」

「いやや〜真緒ん家おもんない!」

しつこくねだる金髪女、真緒。

「無理やからな?
里耶せっかく来たんやし、どっか行く?
なー、海斗。」

真緒を流して里耶の目を見て言う。

「行こーや!」

テンションの高い海斗。

「行く☆」

真緒にめっっっっちゃ睨まれた(笑)