「でも血ついとーやん
大丈夫なん?」

京平が言った。

「一発しか殴られてないから大丈夫!」

「さすが〜☆」

由衣が言った。

「りーや!」

後ろから愛しい人の声。

「尚っ☆」

「会いに来たで〜!」

「うん!」

「どっか行ってき?」

由衣が気い使ってくれた。

「うん!」

「どこいく?」

「里耶の好きな場所あんねん。」

「そこ行こか」

「うん!」


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里耶は尚を河原に連れて行った。

ちっちゃい河原で、静かなとこ。

水が流れる音しか聞こえない。

「静かやな。」

「やろ?里耶ばりここ好きやねん。」

「いいとこやん☆」

「うん…!」

無理…抑えきれん。

好きって気持ち伝えたいわ…。

「お前…!口どうしたん?」

尚はびっくりしながら聞いた。

「…喧嘩?」

「危ないことすんなよ…。」

尚…?

「怒っとん?」

「そーや。」

「何で?」

「秘密やな!」

「言ってーやぁ!」

「いつかな?」

「もー!」