「めっちゃでとう。」

「気ーつけな…!」

「ほんま頑張りや?」

「ありがと〜!」

「てかさ…、最近美那あかんて!」

「美那何かしたん?」

美那は里耶たちの親友。

「美那さぁ、男振り回しすぎやねん。
嘉人と別れてからあかん!」

「最近の男遊び…嘉人が原因かぁ。」

「そうやねん。
嘉人、美那のこと好きらしいし。」

「はぁ?やのに別れたん!」

「ほんまよお分からんわ。」

「里耶、納得いかんし!」

里耶はむしゃくしゃして、ジュースを飲み干した。

「嘉人、呼ぶ?」

「呼ぼ呼ぼ!」



「うぃ〜す。」

嘉人が来た。

「いきなり聞いてあれやけどさ、何で別れたん?」

里耶が聞いた。

「俺なんか幸せする自信なかってん…。」

「自信とかいらんから!
美那は嘉人がおったら幸せやねんで?」

由衣が言った。

「…ほんまにそんなんでええん?」

「うん。」

「俺…美那好きや。」

「好きって気持ちあれば、乗りこえれる。」

由衣が強く言った。

「ありがと…。」

義人が頷きながら言った。