「みぃちゃんと先輩、仲良くなったんですね…」




ちょっと意外、というような顔で俺と美波を見る千鶴。



とりあえず否定しておこう。




「「いや、仲良くないから」」




これまた見事にハモった。



それに対して俺たちは互いを睨み合った。




「「真似するな(しないでよ)!」」



「いやあ、仲良しです…」




くそ、千鶴がちょっと保護者的視線を送り始めてやがる。



こいつと仲がいい?



冗談じゃない。



険悪な関係は望んじゃいないが、良好な関係だって俺は望んじゃいないんだ。