「ここがハルマキンの席よ、この電話で子羊からくる連絡を先生につないでね。そうそう、身分証明書のパスポート持ってきたわよね?ちょっと見せてくれる?」
ウーロンさんに指示される。

「ちゃんと依頼ごとに先生を選んであげるのも、あなたの仕事。間違ったジャンルの依頼を渡すと先生達も悩んで仕事にならないから気をつけてね。」

え!!仕事を振り分けるのも私の仕事!?

少し動揺をみせる私にウーロンさんは笑顔で
「まっ、結局どの悩みもみんなまきこんで解決するのがアネゴ流なんだけどね。」

クールなウーロンさんは冷凍庫からアイスを取り出し先生たちに配りだした。


リリリー


そのとき電話のベルがなった。

「リリリー」とベルの音を繰り返す焼きおにぎり先生。


リリリー ←電話のベル
リリリー ←焼きおにぎり先生肉声
リリリー ←電話のベル
リリリー ←焼きおにぎり先生肉声


「ほら!とってみて!依頼よ!」
ウーロンさんに言われた私はあわてて受話器を手にとる。


「はい、こちらあなたのホットライン、アネゴの勇気の仮面です。」