次の朝,ありさは重たい目を開け,制服に着替えた.

学校行きたくないな...

そう思いながらふと鏡を見る.

目,すんごい腫れてる...

ありさのチャームポイントとも言えるようなパッチリしていた目が,今はハチにさされ

たように真っ赤に腫れあがっている.

適当に髪をくくり,背負いたくもないあの,『いかにも小学生らしい』ランドセルを

背負い家を出る.