「あ、はいそうですけど」

彼が私の顔を真っすぐに見ていた

あの時みたいに
意味深な笑顔で



何だかすごく恥ずかしくなり
彼の目をみる事が
出来なくなってしまった



その刹那
身体の真ん中に電気が走り、サイレンが爆音で響き赤いランブがグルグルと周りはじめた



この人は危険だ




本能がそう感じていた