わたし以外の3人は同じ中学出身らしいから、ちょっとさみしい気もするけど...

でもすごく仲良くなれそうでよかった!!


そう思ってご機嫌で居ると、由十くんの視線がずっと同じところを見つめてるのに気付いた。

その視線の先を見て、わたしはほっとした。



良かったね、冬。

冬は、すごく愛されてるよ...



わたしはその後、由十くんに声をかけた。

「あの、びっくりしたらごめんね。」

「ん、何?言ってよ。」


「由十くんは、冬のことが...、好きなの?」
みるみるうちに、由十くんの顔が真っ赤になった。


「そっか、ありが「待って!!」

「え?」

「俺... ちゃんと言うから。自分で気持ち伝えるから!! だから...冬には言わないで?」

「うん... 冬に、しっかり伝えてよね!!」
「まかしとけ!!!」