わたしはクラスをきょろきょろ見回してみた。
「どんな子がいるのかな-」
...んんん? あれはもしや....朝の電車の人???
大人っぽいから先輩かと思ったけど、おんなじクラスだったんだ-
ってあれ?
わたし、ちょっと喜んでる???
?????
っとりあえず、ちょっと挨拶してこよ-っと!!
「あのっ、朝はごめんね!!」
「....。ああ、朝の、電車の! 同じクラスだったんだ。俺、藍 夕雪(アオイ ユキ)。よろしく。」
「あ、わたし碧 朝榎。よろしくね!!」
「え-なに、朝榎とユウって知り合い???」
「うわっ、冬。またおまえかよ-!!!!」
「悪かったね-だ!!で?2人は知り合いなの?」
「あ、朝電車でちょっと会って... てか冬と藍くんは?」
冬とユウくんは中学が一緒だったらしい。恋人同士じゃなくて良かった...なんてどこかで思ってるけど、わたしはそれを頭から追い払って、冬と席に着く。
「ってか朝榎ってさ...」
「ん?」
「入学式始まるぞ-!!全員名簿順で廊下並べ---」