「すすす、す、すみませんんんん!!!」
あああ、超噛んじゃった。

その人は、
「い-けど、今度から気いつけろよ。」
って、クシャッとした笑顔を見せた。




きゅん...


んんん?

今わたし、ときめいた?
ときめき?まさかのときめき???



おおっと!!

こんな漫画みたいなことありますかい!!!
気のせいだよ、うん。
だってよく見れば、あの人結構わたしのタイプ。


背が高くて、色が黒くて、坊主頭みたいな短い髪の毛。同じ学校の制服だけど、大人っぽいから先輩かな? 



そんな人に助けられちゃったから、ドキドキしちゃったんだよ。


他にない...よね?