男達は待っていた…

周りにはどこかに護衛がいるのは知っていた


だが建物の中は手薄になるのも知っている


だから人がいなくなるのを待っていた


「おい。マジでやるのか?弘和」


「当たり前だ。こんな退屈な毎日に面白い玩具がいるんだからな」


黒生会・佐久間弘和

昔、黒弦神会に潰された組の息子


その恨みからサキを傷つけ、捨てた男