‘私でも、組織の事とかなんとなく知っている…’


‘左に青い瞳を持つ神龍会のトップ…
それを受け継いだ
双子の兄妹…’


「サキ…」


‘そんな手の届かない人に…私なんて近づいちゃいけない’

握った手を胸に当てるサキ

指の間から光るものが見えた


「サキ?何握っているの?」


‘…さっき…達哉からもらった…少しでも思ってくれるなら…持っててくれって’