両手いっぱいに名刺を持っている手を見て更に不機嫌になり

「それ、和樹に渡して来い」


和樹はサキの手の中の名刺を受け取り

達哉はすぐにサキの腕をとり立ち上がらせて

グイッと引き寄せて腰に手をまわす


‘達哉…’


不安そうに見るサキそれを見て微笑んだ達哉


「…機嫌直ったみたいだから行きましょうか」


と悠生も美菜に手を差し伸べて


前の方にいる幹部達の方に歩いて行った