(ブルブル)


「ん?」


幹部達と話しをしていた達哉の携帯が震えた


見てみると和樹からの着信


気になってそちらの方に視線だけ移した

「!!」


途端に達哉の顔つきが変わり眉間にしわが寄る


それに気が付いた父親の流夜


「達哉、どうした?」

「…」


無言で指を差す


「あれは?」


「ん?なんだ」


そこで話しをしていた者達が一斉に指先の方を見た