「名前言え。私に用か」
低いドスの利いた声を発する


サキは我に返りバイクから降りた


そしてヘルメットを取り、その人物に近づいた


「聡様、私達に任せて中へ」


護衛らしき人が前に出る


「大丈夫だ、俺が話す」


と言ってサキの前に立った