(あの時言っていた好きな人って達哉だったんだ…)


馬に乗りながら俯いている美菜


「美菜は…反対する?」


悠生は後ろから片手で抱きしめながら言う


「ううん。反対はしないよ…でも…達哉の事、サキ知っているのかな…」


「多分…詳しくは知らないんじゃないかな?
でも…それは本人同士が解決しないといけない問題。
他が言うことじゃないよ」


「んーサキ大丈夫かな」


「美菜はサキが助けを求めてきたら手を差し伸べればいい。双子だから達哉の気持ちもわかるだろ?」


「わかったよ悠生」


2人は達哉とサキを温かく見守る事にした…ーー