うつつの傷みに耐えかねて

幻想世界で夢を見る

けれど虚飾の夢でさえ

追えば遠退き掴めぬ幻

心ばかりが先を行き

身体はぐらりと滑稽に

ゆるく崩れ





ガラクタ。


戻る地に『在る』のも

逝く先に『在る』のも

無限に果てる事なき地獄


どうせ

泣くしかないのなら

どうせ

意味なく消えるなら

せめて残りの一瞬を


アナタと共に

生きてミヨウカ。