「年は…高1?」


「はい」


「アルバイト経験はもちろん…」


「無いです」


「だよねぇー……」



溜め息交じりにそう呟くと、店長は再び履歴書に視線を落とした。



「まぁウチも人手不足なのは事実だし、この際高1でもいいんじゃないスか?店長」



その横で口を挟むその男は、20代前半といったところだろうか。


椅子にふんぞり返り、右手には見た目に似合わずチュッパチャップス。


やけに上から目線な態度がやけに鼻について、あたしはバレないようにその男を睨み付けた。