「もぉー!」



「何怒ってんの?ねっ何引くの?」



「教えない!」



「ええぇぇ!そりゃないよ!」



ムカつくから教えない。
教えてやんない。



チャイムもなり、5時間目の授業が始まる。



クラスでは1人だけ、友人のフライングしょぼくれによって、ピリピリとした空気を漂わせていた。





―――放課後



「またね」



6時間目をたっぷり使って、睡眠をとったあたしは正気に戻っていた。




そして、



遠足総委員の委員会。
愛しの三堂くんと視聴覚室へ向かう。