「あんたも飽きないな。いつもいつも」 「うふ」 「つかさ、俺何してるかわかる?」 「うん?なんか書いてる」 「そう。提出用のプリント。だから退いて」 「ちょっとだけでいいの!お願い」 我ながらうざったい。 自分がやられたら、絶対平手をくらませているだろう。 何より三堂くんの見るからに、迷惑そうな顔が見られる。 だけどそんなことは百も承知でいる。 だからこうして彼にすり寄る。