2月14日。



矢島が1番忙しくなる日。


「矢島く~ん♪」

「矢島~☆」


やっぱり近づけない。



「あのっ、畑中先輩。」

「ん?」




いや~、まさか年下に呼び出されるとは…

しかも定番の体育館裏。


でも、この子なんて綺麗な顔してるんだろう。

王子様みたい。

でも、カワイイ…

よく笑うし。



「せ、先輩のこと前からずっと好きでした!よければ付き合ってくださいっ!」

「わ~」


ど、どうしよう…

すげー、胸キュンした…

でも!アタシには矢島という彼氏が居るじゃないか!!

やっぱりな~…矢島とうまく行ってないからな…

OKしちゃおっかな…

まぁ、まず矢島と別れよ!!



「もうちょっと待ってくれるかな?」

「はいっ!メールくださいっ」



爽やかだぜー♪