「ははっ…、なんだ〜、そっか…」

健吾は 一気に力が抜けたように軽く笑った。

「前にも言ったけど、綺麗に撮るし、ミキは自分自身にもっと自信を持てよ。可愛いよ。」

サラっとそんなことを言う健吾。

何を言ったらいいかわからず、顔を赤くし黙り込む私…。

また沈黙がきた…。

離れて座ったせいか、余計に話しかけづらい。

私から健吾の隣に行くのもなぁ…

まっ、いいかと思い、レモンティーを少し飲む。

ぬるくなったレモンティーは とても甘かった。


ガタッ…

隣で椅子が動き、そこに健吾が座ってきた。

「これでミキの顔を見てちゃんと話しが出来る。」

そして優しくニコっと笑ってきた。

トキッ………。

どうしたんだろ…

私…、

胸の奥がギュッと締め付けられた…。