「若菜、ミキ、ちょっと来てよ!!」

息を荒くして、興奮しているのがわかった。

「慌ててどうしたの〜?」 若菜はすぐ話しに乗ってきた。

女の子は胸に手を当て、乱れた呼吸を戻し 言った。

「今ね、校長室の方に男二人が来たんだけど、その人達、プロのカメラマンらしいよ〜!で、この学校の生徒をモデルにするみたいだってー!」

女の子はもう一度呼吸を落ち着かせ 言った。

「私の友達がね、男二人の顔を見たらしくて、一人若くてイケメンがいたらしいよ〜!」

話しを聞いて若菜が突然立ち上がった。

「それ、ホント?!」

「うん、しっかり見たみたい。」

「行こう、ミキ!」

「えぇっ?!若菜?!」

若菜は強引に私の腕を掴み、校長室へと向かった。