私…、どうやってここまで来たのだろう?

気が付けば ここは学校の外。桜並木にいた。

今になって 告白したことを後悔し始めていた。

迷惑そうに感じた先生の顔……。

何度 拭ってもどんどん涙は流れてくる。

顔を上げ、桜を見る。桜はもう少しで 散ろうとしていた。

忘れない…。きっと何年経っても 今日のことは忘れない。

この恋を終わりにしようと決めた日だから…。

前のように話すことはないかもしれないけれど、元気な私に戻るから…。

そう桜の花達に誓って
私は帰って行った。