「……き……」

「え…?」

ドンっ!!

私は先生の体を壁に押し付け、先生の目を真っ直ぐ見た。

今の私は感情が抑え切れなかった。

「私、先生が好き!!一年の時からずっと!先生だけを見てきたし、先生以外なんて考えられない!だから…だから…、結婚なんてしないでよ……」

目から涙が溢れてきた。 先生の顔は驚いてるようにも見えて、どこか迷惑のようにも見えた。

「ミキ……」

『三上先生、三上先生、至急職員室にお戻り下さい。』

まるで今の状況がわかってたかのようなタイミングで 先生の呼び出しの放送が流れた。

先生は何か言いたそうな顔を見せ 静かに図書室から出て行った。