「は?…もう決めたし」 太地も負けじとみゆを睨む。ルックスがいいせいで太地に睨まれると、瞳に吸い込まれそうになってしまう。 「……太地なんて嫌い。」 みゆは冷たくそう言って席をたった。 「最後まで聞けよ!!」という太地の声を無視して歩く。 涙が零れそうだった。 太地の馬鹿野郎。