9月の新学期、
ショーンが我が家にやって来た。

空港に出迎えに行った
パパが彼を連れて家に戻る。

あたしと唯ママ
カズ、
ヨッシーとマユ
みんなで家で出迎えた。

だってさ、
みんなあたしの大切な人達だから、
ショーンも一緒に楽しくやりたいじゃん!

カズも観念して、
ショーンと仲良くやるって
あたしと約束してくれたんだ。

マユは久々、
思いっきり英語が喋れるっていうんで
ショーンと会うの楽しみにしてくれてた。

ところが、
ドッキリ、
家に入るなり、
ショーンがいきなり
唯ママに抱きついてキスした。

それから次々、
あたしにも、
そしてマユにも…

カズとヨッシー、
あまりの一瞬の出来事に
あっけに取られてショーンを見つめた。

ショーンったら、
満面の笑みでさぁ
もう全身で、
喜び表してるって感じ。

「ショーンの挨拶だから…気にしない、気にしない…」

って、
ショーンの後から、
パパがクスクス笑って入って来た。

カズとヨッシーの
驚いた顔が
超マジ可笑しくて、
あたしとマユは
顔見合わせて、
笑い出しちゃった。

その後、
ショーンは
カズとヨッシーにもしっかと抱きついて、
一応、
二人を納得させたんだけどね!