急いで何か隠すようなことを考えた。
颯太先輩もちょっと関係してるから…
「これは...ぼっボール!ボールぶつかったんですよ!...痛かったなぁ」
はははと笑い、私は急いでで顔を伏せた。
先輩に嘘ついちゃった。
どうしよ...
「千夏だよ。千夏がたたいた」
くるりと振り返って見てみると瞬先輩がいた。
「千夏が...?」
颯太先輩は驚いていた。
颯太先輩もちぃ〜のこと"千夏"って呼んでる。
やっぱりちぃ〜達は知り合いなんだ、と確信した。
「千夏...やっぱり返ってきてたんだ」
颯太先輩は顔を下に向けた。そして私に
「ちょっと千夏のこと話す」
と言って保健室のベッドに座った。