とりあえず保健室に行こう。そう思い階段を降りた。
ーーガラッ
「よっ!」
笑顔で片手をあげてこっちをみている。
そこには颯太先輩がいた。
「どーも、さっき保健室から出たばっかなのに、また保健室に来ちゃいました」
私は笑顔で先輩に話しかけた。
「頬...」
「え...?」
頬?気づいたの?
「どしたの?頬に手あてて」
颯太先輩は私の真似をして頬に手をあてた。
「これはそのっ...しっ新種のポーズですよ!」
焦って思わず噛みそうになった。
「作り笑いと頬の腫れ、どしたの?」
へっ...?
バレてたの?
私はギクッとした。