色も無く 音も無く 賑わいを忘れ ひっそりと息を潜めた 真夜中の道 息を吐いてみる 白く白く やがて消える 息を吐いてみる 点滅信号は 何か別の世界への シグナルのように だけどすぐに 光は闇に呑まれ 静寂と無色が 支配する この世の終わりを想像し 絶望が頬をかすめる 君の手の温もりが 右手を伝い 僕の胸を鷲掴みにする 喜びと苦しみが混ざり合い 僕は君を抱きしめる 交差点の真ん中で 僕は君を抱きしめる