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少年は僕がさっき自販機で買ったりんごジュースを交番で飲んでいた。
「優斗君。そろそろご両親が心配しているかもしれないから帰ろうよ?」
「……。」
相変わらず少年は両親の話をすると口を閉じてしまった。
家出と聞いて交番まで連れてきたのだが、今まで聞き出せた情報は少なかった。
名前 ゆうと
(正しい漢字は不明だが僕は優斗だと思う。)
年齢 6才
まだここまでしかわからない。
というより、名字や住所、電話番号の質問には一切答えてくれないのだ。
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