「“はい、もしもし?”」
僕は泥だらけの手を服で適当に拭いてから慌てて携帯を手にとった。
「“オイ、中山。ずっと前から何回もかけてるのに何故でなかったんだ?”」
「“あー、田植えの作業中でして‥泥に携帯を落とすと大変なのでさっきまで放置してました。”」
「“田植え?なにやってんだお前は‥”」
「おまわりさん?だれとお話してるの?」
いきなり優斗が横から問いかけてきた。
「勝山さんだよ。」
「おじさんのおじ「声がでかい!!」
「“中山、誰がおじさんだって?”」
「“僕は何も言ってませんよ!!”」
勝山さんは47歳で年齢的にはおじさんなのだが。。
本人の前でそれを言うと後が怖い。(泣)