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「…疲れた。」


「だらしねぇなぁ。」

「だらしねーなー。」


近藤さんの声を真似て優斗が連呼した。


…田んぼの三分の二ほど植えた所で僕の体力は底をついてしまったようだ。(ちなみに今地面に死体のように横たわっている。)


「おっ、もう夕方だ。今日はこのくらいで勘弁しとくか。」

「かんべんしとくかー。」


優斗はすっかり近藤さんになついたようだ。


「ほら、優斗。お駄賃だ。お手伝いのお礼な。」

「ありがとう、おじさん!!」


優斗は近藤さんから小銭を貰うとすぐに僕を叩き起こしにかかった。