「見て!!田植えしてる!!」

言うが早いが優斗は田植え中のおじさんのもとへと駆け出した。


「ちょっー優斗君ー!!」

僕は自転車に乗って追いかける羽目になった。



「こんにちは、おじさん。」

「優斗君ー!!」

「…あれ?あんた駐在さんのせがれか?」


田植えの作業をしているのは、僕がたまに屋根を直しに行っている近藤さんだった。


「違うんです!ちょっと訳あって預かってると言うか…。」

「おじさん、僕に手伝わせて下さい!!」

「うわっ!コラ優斗君!!」

直球だー!!