一応まだ二十代前半なんだけど‥。


優斗から見たら僕もおじさんか。


「…優斗君、
勝山さんに会ったときに
“おじさんのおじさんだー”
とか言っちゃダメだよ。」

「どうして?」

「…気にするから。」

「?」

優斗はキョトンとした。


−−−−−−−
−−−−


「ご馳走様でした。」
「ごちそーさまでした。」

「またいらっしゃいね。」

「うん!!ありがとうおばあさん!!」


ミヨさんは僕と優斗に手を振った。



「おいしかったね。キュウリのぬけもの。」

「‥漬け物だよ優斗君。(笑)」


優斗もミヨさんの姿が見えなくなるまで手を振っていた。