「一体何でそんな事になったんだい?」

僕は少年に尋ねた。


「…弟が生まれたんだ。」


少年の口からでてきた言葉は意外にもHappynewsだった。

ただ話す少年の口振りは内容と裏腹に凄く落ち込んでいた。


「…それでどうしたんだい?嬉しいじゃないか、弟ができたんだろ?」

僕には何故彼が落ち込むのかわからなかった。


「嬉しくないよ!!」


僕は少年に怒鳴られてしまった。

しかも顔を近づけて聞いていたため耳がキーンとなった。(泣)