「ねえ美奈今日の放課後空いてる~?」

「うん」

「遊ぼうよ。」

「うん!」

嬉しかった。
学校以外で会えるなんて。


着る服には悩んだけど地元だからあまり気合の入ってない服を選んだ。

「美奈~っ」

優真の着てる私服はとてもかっこよくてドキドキが止まらなかった。

そのあと私たちは公園のベンチに座っていろんな話をした。
小学校のときの話、勉強とか部活の話。
でもそこにはまだ私と優真の間に距離があった。
私、意識しすぎなのかな。
キス・・・とか?

「美奈?」

「え、何?」

「ボーっとしてるけど。」

いきなり優真が顔を近づけてきて思わず私は離れてしまった。