目が覚めると、2本目の点滴が残りわずかだった



みーくんは
手を握ってくれてる


「レントゲン見たけど肺炎の一歩手前って所だ。しばらくは、薬飲んで安静にしてろよ」

「はーい」

「じゃ、もう一度 胸の音 診るぞ」

「えっ。いいよ」


そんなっ
また、恥ずかしい思いしなきゃいけないの
しかも、正気のこの時にっ


「だめだ、点滴して肺の音が良くなったか確認しなきゃ」

「やだ、やだやだ」

「わがまま言わないっ」