部屋の中は相変わらず



姫の可愛い寝息が聴こえる




そっと



まだ熱い姫の頬に触れる



優しく頬をなでると


胸がぎゅっとなる



そのまま
姫の赤い唇を親指でなぞると



胸の奥がざわめく………



ごめんな……姫




純粋な気持ちで
想ってやれなくて




昔のように妹みたいにただ可愛いって思えればいいのに………




もっと姫に触れたいなんて



オレは汚れてる………




姫の唇をなぞった親指を




そっと自分の唇につける



身体中が しびれるように…



甘く ときめく




いつになったら



この想いは 消えてくれるんだ








愛してるよ………



ずっと ずっと ずっと



愛してる…………