「なっ、なっ、なっ……」
なんで いるの?
そう 聞きたかったけど
混乱して言葉が出ない
みーくんはオデコをさすりながら
ベッドに 座って
「なんだよ。今日1日寝るために忙しいのか?」
そう言って 笑う。
寝相が 悪い 私のせいで
足もとに 転がった黒ネコを 取って
「もしかして、一緒に寝てる?」
優しい笑顔を浮かべた
かぁぁ~
私は、一気に 赤くなる
「悪いっ?」
もう恥ずかしくて黒ネコを
みーくんから乱暴に奪う
「ううん、嬉しい」
そっと、ゆっくり手を伸ばして
みーくんの手が私に近づく
ドキドキドキドキドキドキ
私の髪を優しく なでるから
みーくんが触れるトコロから
私の 好きって気持ちが
溢れて伝わったらどうしよう
そんな絶対ありえない
心配を した